アニメタン

深夜アニメについて主観的に語ります。アニメのテーマ、演出、メタ考察。自作リミックス、二次創作なども公開していきます。

【2018冬アニメ】荒野のコトブキ飛行隊【18/20点】

2018冬アニメの第一話評価速報 荒野のコトブキ飛行隊

バンナムの次期ビッグIP?水島努監督最新作。

 

制作情報

監督:水島 努 代表作/SHIROBAKO/ガールズ&パンツァー/監獄学園
シリーズ構成:横手美智子 代表作/からかい上手の高木さん/SHIROBAKO 他多数
制作:デジタル・フロンティア&GEMBA 代表作/アニメ元受は初?映画等のCG・VFX制作大手

 


今期2本目の空戦モノ

空戦や主要キャラクターはフル3D

シェーディングなど見た目の違和感は無いものの、動きは3D感

キャラデザは良いが、ややつまらない絵になってしまっている。

でもその分、表情や動きは多いので許容範囲。

 

会話のテンポ意図的に早められてる感じがする。

慣れないと違和感というかセリフが頭に入ってこない

テンポ感はもう少し工夫してほしい。

 

航空機・戦闘に関してはめちゃくちゃ演出が細かい

出撃時の所作動作はかなり研究されてる感がある、素晴らしい考証だ。

視点ショット主翼からのアングルなど3Dをフルに生かした迫力あるリアルな絵作り

 

なにより音がスゴイ

機体の軋みプロペラ音など細かく演出されている。

最大のポイントは戦闘中にセリフがほとんどないこと。

戦闘演出を邪魔しないためだろう、おかげで空戦に見入ってしまった

まるでゲームをやっているかのような錯覚をした。

 

大抵のアニメは戦闘中くっちゃべってるけど、

このアニメは女の子が映されたカットでもしゃべらなかったりしていた。

これは素晴らしい戦闘演出だと思う、監督兼音監のこだわりを感じる。

 

主人公たちが凄腕パイロットという設定だが、その表現も上手かった

セリフ説明なしに実際にどういう操縦をするから強いのか見せるのは説得力があった

終盤の負けるシーンは空戦からキャラクターへの描写がメインになり、

こういう描写の両立が今後もできるなら素晴らしいアニメになると思う。

 

会話やギャグのテンポとキャラ3Dの動きの稚拙さ以外は文句なしのアニメ。

ストーリーにも期待したい。

 

作画4.5 脚本4 演出4.5 主観5

18/20点