【2019夏アニメ】最終評価一覧【ランキング】
完走作品は多く、そこそこ充実していた。
だけど放送落とす作品が多すぎ、アニメ業界…
BEM、炎々、Dr.STONEは今後更新予定
2019夏アニメランキングTOP10 10/10日現在
- 荒ぶる季節の乙女どもよ。 18.5点
- Re:ステージ! ドリームデイズ♪ 18点
- 彼方のアストラ 18点
- ありふれた職業で世界最強 16点
- まちカドまぞく 16点
- 女子高生の無駄づかい 15.5点
- グランベルム 15点
- コップクラフト 14.5点
- 魔王様、リトライ! 13.5点
- ソウナンですか? 13点
以下各作品レビューです。
- 2019夏アニメランキングTOP10 10/10日現在
- 2019夏アニメレビュー一覧
- コップクラフト 14.5点
- この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 11点
- 女子高生の無駄づかい 15.5点
- グランベルム 15点
- ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ 13.5点
- Re:ステージ! ドリームデイズ♪ 18点
- 異世界チート魔術師 11.5点
- 可愛ければ変態でも好きになってくれますか? 12.5点
- 魔王様、リトライ! 13.5点
- ソウナンですか? 13点
- 手品先輩 11点
- 彼方のアストラ 18点
- 荒ぶる季節の乙女どもよ。 18.5点
- ナカノヒトゲノム【実況中】 10.5点
- 通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか? 12.5点
- まちカドまぞく 16点
- ありふれた職業で世界最強 16点
2019夏アニメレビュー一覧
全17作品 平均14点
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作画 絵の品質(作画・動画・CG)
脚本 脚本の品質(ストーリー・セリフまわし)
演出 演出の品質(コンテ・音響・効果など)
主観 個人的な好み(キャラデザ・配役・テーマなど)
総合点 20点満点
14点 ふつう
14.5点 まあまあ良い
ーー15点ーー おすすめライン
16点~ 良い
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コップクラフト 14.5点
作画2 脚本4.5 演出3 主観5
作品を一言で「絶妙な距離感」
ティラナとマトバのキャラクター性、関係性の変化はとても面白かった。
洋ドラに美少女ファンタジー要素を足したような新しさがあった。
全体の核的な話は序盤で示された後はしばらく触れられないが、実は黒幕としてサイドストーリーにも関わっており、
構成も独特だったが良く出来ていたと思う。
最終回、互いの武器を交換する展開は素晴らしかった。
ティラナのデザインは可愛く、それだけでも見どころだったが、
後半は特に制作が間に合っていないように感じられ、非常にもったいないと思った。
だが、あの作画でここまで高評価な作品は初めてである。
良かった回 #1 #2 #3 #4◎ #12◎
この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 11点
作画3 脚本2.5 演出2.5 主観3
作品を一言で「自殺RTA」
往年のエポックメイキング的ゲーム作品のアニメという認識だが、
その良さはほとんど出ていないように感じた。
リライトなどもそうだが、そもそもアニメ化が難しいジャンルだとは思う。
五話の合わせ鏡のシーンや11話の澪とのシーンなど良いところもあったが、後半は理解しがたかった。
良かった回 #4 #5 #6 #11 #15 #20
女子高生の無駄づかい 15.5点
作画3 脚本4 演出4 主観4
作品を一言で「一人もフルネーム言えない」
個性的なキャラの日常系ギャグアニメだが、あまりギャグが面白くなかった。
だがそれぞれのキャラの個性はしっかりと出ていて、8話のような集合回は面白かった。
最終回のラストシーンは日常系としてお手本のような名シーン。
良かった回 #3 #5 #8◎ #10 #12
グランベルム 15点
作画4 脚本3.5 演出3.5 主観4
作品を一言で「令和のスイカバー」
コンセプトは悪くないし、7話のような葛藤シーンはとても良かったが、
話がグランベルム世界メインで進むあまり、現実世界の描写が少なく、人間性があまり描かれないのが残念だった。
戦闘作画は手間がかかっているが見づらく、演出もガンダムへのオマージュ以上のものを感じない。
だが、やはり7話のED演出はかなりビビったし、とても良かった。
最終回で何を願ったのか明確に示されないのは面白かった。
良かった回 #4 #6 #7◎ #10 #12
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ 13.5点
作画3 脚本3 演出3.5 主観4
作品を一言で「清楚系売春婦」
序盤のウォーゲームは面白かったが、それ以降の風俗街の話はつまらなかった。
キャラクターの葛藤に説得力がなく、見どころはアイシャがかまをかけるところくらいだった。
おまけに実は娼婦として活動してなかったというオチで、まったく下らない話になってしまっている。
アイズとベルの相性が良いだけに、期待外れの二期だった。
良かった回 #1 #4◎ #11
Re:ステージ! ドリームデイズ♪ 18点
作画4 脚本4.5 演出4.5 主観5
作品を一言で「例のアニメ」
ソシャゲアニメとしては異例の話題になったアニメ。
一話のダンスシーンから何やら制作の意気込みを感じ、キャラが増えるごとに魅力が増して、5話のギャグパートで一気に開花した。
深夜アニメ的でない会話や、カップリング、ダンス作画、声優キャスティングの的確さなど、多くの魅力と安定感があった。
何といっても曲が素晴らしい。伊藤翼というコンポーザーは今後もアニメ界をけん引するだろう。
脚本は王道だが、それを作り上げる要素が素晴らしかった。
この手のアニメでは最も大事な「常に可愛いキャラ作画」を維持したスタッフの愛を感じるし、
どのキャラも魅力的で、声優の演技も今期では群を抜いて優れていた。
公式チャンネルがニコニコ動画にMADを挙げるという新しい試みも面白かった。
途中で特番を挟んだのはとても残念だった。
良かった回 #1 #4 #5◎ #7◎ #9◎ #12◎
異世界チート魔術師 11.5点
作画3 脚本2.5 演出3 主観3
作品を一言で「チーターの縛りプレイ」
個性のなさが否めない異世界チート系。
チートというほど主人公が強く描かれないのが意外だった。
キャラデザは良かった、対ヒロインとして人気が出そうなアナが退場するのも驚きだった。
良かった回
可愛ければ変態でも好きになってくれますか? 12.5点
作画3 脚本3 演出3.5 主観3
作品を一言で「むしろご褒美なんだが」
話の風呂敷を広げるまではいいが、その後の流れがクドいし、
主人公が何を拒んでいるのか理解できないので中だるみがあった。
オチも予想通りで、ハーレム系としては珍しい駄作だと感じた。
良かった回 #1 #6 #7 #11
魔王様、リトライ! 13.5点
作画3 脚本3.5 演出3.5 主観3.5
作品を一言で「引き戸馬車」
古き良きOPや、話はあまりふざけてないのに作画演出がテキトーで、シュールさがあった。
ヒロインが皆娘のような立ち位置になるのが、安直さを感じず良かった。
後半は少し展開がまったりしすぎていた。もう少し山場が欲しかった。
良かった回 #3 #5 #7
ソウナンですか? 13点
作画3 脚本3.5 演出3.5 主観3
作品を一言で「超抗菌制服」
サバイバルネタと美少女エロのショートアニメ。
ネタの信ぴょう性・実用性が薄く、あまり面白くなかった。安っぽいエロも必要ないと思った。
終盤のシリアスは良かった。
良かった回 #6 #10 #11 #12
手品先輩 11点
作画3 脚本2.5 演出3 主観2.5
作品を一言で「下品先輩」
ギャグエロアニメだが、面白くもエロくもないという、非常に残念なアニメ。
パンチラなど健全なエロだけならいいが、下品でしかないネタも多く、見ていて心地よいものではなかった。
声優の演技も一本調子で残念。
良かった回 #10
彼方のアストラ 18点
作画4 脚本5 演出4.5 主観4.5
作品を一言で「カナタのアストラ」
完成度で言うと文句なく100%といえる、完璧なアニメ化。
構成、各回の引き、キャラ描写、ED演出、声優演技等どれも完成されていた。
ただ、サスペンスとしてはとても面白かったが、感動やキャラへの共感はあまりなかった。
キャラの行動はかなり説得力があるので、描写は問題ないはずなのだが、
一度見て十分というか、キャラにも伏線構成にも隙がなさすぎることにより、全てが言葉で説明できてしまう。
難癖のようになってしまうが、何もかも用意された情報であるせいで、そこにリアルな世界を感じないという致命的欠点があった。
全ての伏線が回収され、やや出来すぎだが後日談もあり、
パズルがきれいに完成したような読後の満足感的なものは感じることができるので、絶対見る価値はある。
良かった回 #1◎ #4 #6◎ #7 #12
荒ぶる季節の乙女どもよ。 18.5点
作画3.5 脚本5 演出5 主観5
作品を一言で「ブルーハーツで抜く男」
アストラほどの美しい完成度はないが、今期最も感動したアニメ。
青春における性への意識・態度の問題を描いた作品。
深いテーマながら笑いどころもあり、とても楽しめた。
主人公たちは、いわゆる体制的で教科書的な純潔に支配されているのだが、
それが感情と身体によって内側から崩れていくことを、人格の崩壊と文芸部の崩壊という二重性をもって描いている。
タイトル通り彼女たちは暴走する、それは常に「自分は白だ」という思い込みによるもので、
様々な体験によって汚れるという不安をもっている。
だが、やがて純潔は白では無いことを知り、それぞれの色を探しあい、
最終的にはカラフルな色に囲まれる純潔という文字を描くまで成長する。
その色は、青春とは正反対の赤であり、
つまり青春 ≠ 純潔であると示しているわけである。
このような性がテーマの話では、岡田麿里氏の右に出る脚本はいないだろう。
各シーンの演出も見事で、
例えばラストシーンの「入った」は、それまでの彼女ならただの下ネタとして捉えられただろう。
だが、明確に過去との対比があり、あれは「汚れ」が気にならなくなったことに対する自覚の瞬間で、
そして同時に、以前は「眺めるだけだった暗闇の世界」に今度は「自分自身が入っていくという」
「青春の真っ只中でこれからも新しい世界を知っていくであろうと感じさせる非常にいいシーンになっている。
なんともバカバカしいアニメだが、それこそが青春であり「乙女どもよ。」の意味であるのだろう。
OP曲も素晴らしかった。
長い目で見て、必ず評価されるであろう名作である。
良かった回 #1 #4 #5◎ #7◎ #9 #10◎ #12◎
ナカノヒトゲノム【実況中】 10.5点
作画3 脚本2.5 演出2.5 主観2.5
作品を一言で「これ誰が見てるん?」
最後まで主人公のキャラがつかめなかった。
設定やキャラ分担は悪くないが、大事なシーンの脚本演出がふわっとしていた。
良かった回 #2 #3 #8
通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか? 12.5点
作画3 脚本3 演出3.5 主観3
作品を一言で「はなまるマー君」
見るのが精神的にキツイアニメだった。
ギャグも面白いのはワイズのポンコツ芸くらいだった。
茅野愛衣が母役というのも面白みに欠ける。
ポータについて描かれなかったのは気になる。
良かった回 #3 #8 #12
まちカドまぞく 16点
作画3.5 脚本3.5 演出5 主観4
作品を一言で「正解したカド」
きらら枠にしては非常に情報量が多い新鮮なアニメだった。
キャラデザや表情など可愛く、萌えとして今期一の作品だった。
YouTube的な演出やワードチョイスが取り入れられており、膨大なセリフ量でも見やすくなっていたが、
ストーリーが終盤以外は可愛さに全振りという感じで、情報量のわりに中身がないという点は否めない。
絵も紙芝居が多く、テロップなど画面にはこだわっているが作画は普通だった。
またシャミ子と桃の声優演技は単調で、話の中身が頭に残らないのも残念だった。
だが、声質という意味でシャミ子のキャスティングは的確だったし、リリス役の演技は素晴らしかった。
最終回の父親の伏線回収はとても素晴らしい演出だった。ぶっちゃけそこだけのアニメ。
良かった回 #1 #4 #11 #12
ありふれた職業で世界最強 16点
作画3.5 脚本4 演出3.5 主観5
作品を一言で「タイトル詐欺」
一話の急展開以降、前半はややモタモタしていたが、
シアが合流しサービスカットが出始め、イキリ要素も増えてきてからは面白くなった。
とくにクラルスが合流した終盤は特に良かった。
構成的にも、一話の恨みをずっと抱えつつ、最終話でカタルシスを解放するという良く出来たものだった。
途中で総集編が入るなど、作画やCGはイマイチだった。
今までの異世界イキリ系は、感情に任せた行動が多くバカバカしかったが、
この作品の主人公は冷静で他キャラを無視してモブ扱いする。
また敵対する相手は容赦なく殺して、正義ぶったり説教をしたりしない。
主人公は強いのは他と変わらないが、その強さにふさわしい振る舞いをしてるから嫌味がなかった。
また先生や園部や雫といった準ヒロイン?にもフラグが立ってるわけだが、それをへし折り、ヒロインとして相手にしない。
それによって準ヒロインがモヤモヤした感じで置いていかれるのが、新しいイキリの見せ方で面白かった。
付いて来るのは完全に惚れたヒロインばかりで、駆け引きのないエロハーレム状態で恋愛要素を省くことができ、
より主人公がクールに見えるという好循環があった。
二期は作画の向上を期待しつつ、楽しみにしたい。
良かった回 #1 #5 #8 #10 #11 #13