【2018冬アニメ】最終評価一覧【ランキング】
2018冬アニメランキング
- モブサイコ100 Ⅱ 19.5点
- BanG Dream! 2nd Season 18.5点
- 私に天使が舞い降りた! 17.5点
- バミューダトライアングル ~カラフル・パストラーレ~ 17点
- 荒野のコトブキ飛行隊 17点
- かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 17点
- 約束のネバーランド 16.5点
- ガーリー・エアフォース 16点
2018冬アニメ評価一覧
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作画 絵のクオリティ
脚本 シナリオの良さ(ストーリー・セリフまわし)
演出 演出の良さ(コンテ・音響・効果など)
主観 個人的な好み・キャラデザ・配役
総合点 20点満点
13点 ふつう
13点 まあまあ良い
ーー15点ーー おすすめライン
16点~ 良い
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- 2018冬アニメランキング
- 2018冬アニメ評価一覧
- 私に天使が舞い降りた! 17.5点
- 3D彼女 リアルガール 13点
- エガオノダイカ 12点
- 五等分の花嫁 13.5点
- バミューダトライアングル ~カラフル・パストラーレ~ 17点
- えんどろ~! 14点
- 転生したらスライムだった件 11.5点
- 約束のネバーランド 16.5点
- サークレット・プリンセス 14.5点
- かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 17点
- W'z《ウィズ》 12点
- ドメスティックな彼女 13点
- ガーリー・エアフォース 16点
- けものフレンズ2 10点
- 荒野のコトブキ飛行隊 17点
- BanG Dream! 2nd Season 18.5点
- モブサイコ100 Ⅱ 19.5点
私に天使が舞い降りた! 17.5点
作画4.5 脚本4 演出4.5 主観4.5
素晴らしい作品だった。
設定自体はあまり好きではなかったが、各キャラのキャラ立ちがしっかりしていて、バランスも良く安定して見やすかった。
深みや感動はないが、可愛くて癒されるアニメだった。
OPが非常に良かった。
良かった回 #1 #2 #4 #6 #7 #10◎ #12◎
3D彼女 リアルガール 13点
作画3 脚本3.5 演出3 主観3.5
序盤はわりと良いラブストーリーだったが、後半は駄作だった。
非現実的な主人公に加え伊東までお花畑な性格となると、見ていられない。
主人公集団がすごく気持ち悪くみえてくるような展開だった。
王道要素だけ詰め込んだ、展開ありきのストーリー。
とくに最終盤の21話以降は雑で、非常に残念だった。
良かった回 #3 #4 #14 #20
エガオノダイカ 12点
作画3 脚本2.5 演出3.5 主観3
戦争を二つの側面から描くというのは悪くないアイデアだが、
話がミクロとマクロでごちゃ混ぜのため、展開に厚みがない。
話が都合の良いように進んでるようにしか思えず、キャラの死も深みがなかった。
二人の少女の出会いも最後の最後で、後日談だけというのはもったいないと感じた。
ロボのデザインはまあまあだった。
良かった回 #9 #10
五等分の花嫁 13.5点
作画3 脚本3.5 演出3 主観3.5
ギャルゲーハーレムものなのに作画が微妙だった。
各キャラの描き分けは出来ていたので、話はそこそこ面白かった。
主人公が微妙で、イマイチ人間味がなく、魅力に欠けていた。
最後に結婚シーンへ無理やり持っていくのは雑というか、工夫のないアイデアだと思った。
良かった回 #5 #7
バミューダトライアングル ~カラフル・パストラーレ~ 17点
作画3 脚本4.5 演出4.5 主観5
今期のダークホース。
ヴァンガードの販促アニメと思いきやカード要素はなく、極めて純粋な少女たちの群像劇。
脚本、セリフ回しが本当に素晴らしく、キャラの魅力を引き出す演技と共に、世界全体の雰囲気を作っていた。
言葉による世界観の説明は一切なく、海の中なのに水を注いだりしているのはどういうことなのか、視聴者に自分で考えろ言わんばかりの放置っぷりだった。
だが視聴者にそういう想像をさせるためのヒントは与えられていて、キネオーブやらトゥインクルパウダーなど説明はなくとも、描写で理解ができた。
アニメーションとして正しい表現方法だ。
そして、ふわふわした会話だけで進むのでストーリーもないように思えるが、一話見終わるとちゃんとあるという、巧みな脚本構成術だった。
加えて劇伴のクオリティが素晴らしい。
作画を見る限りそこまで予算があるわけでもないようだが、それでもここまで素晴らしい作品を作れるということを、全てのアニメに見習ってほしいと思う。
構図、動きについてみれば作画も素晴らしかったといえる。
8話に関しては、今期アニメで最も優れていると思う放送回だ。
良かった回 #4 #6 #7 #8◎ #9 #10
えんどろ~! 14点
作画4 脚本3 演出3 主観4
キャラデザは素晴らしいが、脚本は正直つまらなかった。
日常というわけでも成長を描くわけでもなく、
微妙なギャグと声優でゴリ押してる感が強かった。
最終話は良かった。
良かった回 #12
転生したらスライムだった件 11.5点
作画4.5 脚本2 演出3 主観2
異世界転生モノの悪いところを集めたような稀に見る駄作。
常に主人公のナレーションで雑に話を進め、
大賢者なる存在のおかげで問題はすぐに解決し敵は皆仲間になるというヌルさで、
2クールもやって盛り上がる展開が一度もない。
リムルのおかで強くなるキャラ達というのも見どころのはずなのに、ただ見た目やら技名が強くなるだけで、
この世界の力関係や、このキャラがどのくらい強いのかというファンタジーに最も大事な要素を全く描けていなかった。
主人公は一度でも本気で感情を見せただろうか?
作画だけ無駄に力を入れた本当につまらない作品だった。
良かった回 なし
約束のネバーランド 16.5点
作画3.5 脚本4.5 演出4.5 主観4
緊張感ある展開が続き、ミスリードも的確でとても面白かった。
出荷の真実、レイの秘密、ママが気づいていたこと、レイを出し抜いての脱走、
どれも回想を上手く使って分かりやすく描いていた。
外の世界もママの回想によって描かれており、より続きが気になった。
良かった回 #1 #5 #8◎ #9 #11 #12◎
サークレット・プリンセス 14.5点
作画3 脚本3.5 演出4 主観4
DMMのエロゲーが原作ということでB級アニメになると思っていたが、わりと見やすかった。
競技以外の学校生活などを全く描かないシンプルさが良かったのかもしれない。
話はそこまで面白くない。サービスシーンやキャラデザと声優が見どころだろう。
もう少し作画が良ければ満足できる作品だった。
良かった回 #6 #7 #10 #11
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 17点
作画4 脚本4.5 演出4.5 主観4
ラブコメというかギャグというか、ナレーションで対決形式に持っていく恋愛ストーリーという発想は面白かった。
かぐやの方は魅力的に描写できていたが、会長の方はやや浅いというか安直な描写が多い気もした。
ギャグはオタク向けというよりはテレビのバラエティ寄りで、ワンパターンで飽きるかと思いきや、
オムニバス構成やイメージカット、演出で工夫され、最後まで面白く見れた。
ニコ動とかでコメント付きで見た方が楽しめると思う。
第三話のED演出には驚いた。
良かった回 #3 #7 #9 #11
W'z《ウィズ》 12点
作画3.5 脚本2.5 演出3.5 主観2.5
一期よりかはカメラワークやら脚本も見やすくなっているが、キャラの気持ち悪さは相変わらずで、あまり好きではなかった。
作品を通してオシャレ感に演出を全振りしているので、単調で締まりがない。
DJをコンセプトに入れるならもっとカッコいいMIXとか使ったりしてほしかった。
良かった回 #5 #11
ドメスティックな彼女 13点
作画3.5 脚本3 演出3.5 主観3
昼ドラ的な恋愛モノとしてギリギリを攻めてる感じはして見ごたえはあったが、
ヒナ先生のクズっぷりが目に余るもので、ドン引きする展開もあった。
その辺を割り切って見れればいいのかもしれないが、教師というのだからもう少し倫理観がある大人の行動をしてほしい、あるいはもっと幼く未熟な描写が欲しかった。
あと中途半端なキャラ登場が多く、その辺は原作で続きがあるにしても、もう少しうまく構成してほしかった。
動きはないものの、作画は安定していた。
良かった回 #1 #4 #7 #10
ガーリー・エアフォース 16点
作画4 脚本4 演出3.5 主観4.5
兵器としての少女たちと心を通わせていく、よくある感じのストーリー。
ただ、いい意味でヒロインたちに人間味がなく、こてこての恋愛モノになっていないのが良かった。
世界観も謎に満ちた感じで、結局ザイの目的は明かされなかったが、最後まで楽しめた。
何よりヒロインたちが魅力的に、描き分けられていた。
ポンコツ、おバカさん、有能お姉さん、闇深系、健気な幼馴染と、みんな見どころがあり、とくにグリペンとミンホアは今期でも上位の可愛さだった。
作画も一部こだわりが見られたり、安定して良かった。
良かった回 #1 #3 #6 #7 #8 #10◎
けものフレンズ2 10点
作画4 脚本2 演出3 主観1
今期の問題作。放送前からこうなる事は予想できたが。
まず、何が問題だったか整理すると、
①たつき監督ディレクションの一期とは、大きくキャラ設定や、脚本の組み立て方、世界観、描写・演出方法が異なっていたため、違うアニメにしか見えない
②続きとしてではなく別の作品として捉えても、ある程度作品として成立はしているが脚本が稚拙。さらに一期を意識した描写・演出を多々いれているので、一期との比較は必至
③作品制作の過程でそもそも前監督が外されたりという騒動が前提としてあった上で、このような出来であることに対する不満
大きくいって以上の三点。
個人的な見解だが、別記事で書いたように、けもフレの魅力はたつき監督の手法によって生まれていると考えているので、そもそも監督を変えた時点で、一期の作風は成立しえない=新しい作風にするしかないので、新監督や制作スタッフが悪いとは思わない。
二期の作風は、人間と動物の区別をなくし、自己と他の区別を生み、互いに干渉する。一期がディストピアだとすれば、二期は現実社会に近い。一期は動物を演じる動物の演劇だったが、二期は「動物のコスプレをした人間的フレンズ」が「けもフレというドラマのキャラ」を演じるというもので、それ故全員、「我が強くて色が濃いのに深みのない」キャラクターだった。
新しい作風にした時点で、けもフレの魅力は一度ゼロになる。魅力や世界観を全て一から積み上げれば評価されただろうが、残念ながら二期はそれに遠く及ばなかった。
あの作風をしっかり勉強してマネをしていたら、あるいは世界観やキャラを一新していれば別の評価もあっただろうが、「人気IPだし骨組み変えずに適当に作っときゃいいだろ」という見当違い甚だしい角川の無能によってこうなってしまったのだろう。けもフレにはIPとしての価値はない。
制作スタッフを批判するつもりはない。才能の差や向き不向きはある。だがこの作品を作った価値があったとは私は思わない。
良かった回 なし
荒野のコトブキ飛行隊 17点
作画4 脚本4 演出4.5 主観4.5
フル3Dアニメとしての演出はうまく考えられていた。
人に関しては、やはり手書きと違って絵や動きに面白みがあまり出ない・単調さが出てしまうので、
非常に会話を切り詰め、ワンカットワンアクションというテンポ感を大事にしていた。
これは悪い発想ではないと思うが、シナリオにおける重要な会話もギャグと同じ調子にしてしまったことで、話に重みというかシリアス感がまったくなかった。
つまり、日常モノやギャグモノでは非常に有効なYOUTUBE的編集は、世界観描写やシリアスストーリーには向かないということだ。
特にストーリーを見せる中盤の話数では、失速感が否めなかった。
一方で空戦だが、これも発想は悪くないと思った。
視点ショットで長回し、会話のない効果音による演出のみのドッグファイトシーンが数多く使われていた。
当初は確かに迫力があったが、やがて人間離れした動きをするようになるとリアリティが消え、
ただグルグル回る画面で緊張感のない戦闘に見えてきてしまった。
視点ショットを多用しすぎたせいもあるかもしれない。
もう少しキャラの表情や、落とされる敵視点での戦闘も見たかった。
総じて、作画や演出に強いこだわりを感じたが、それが効いていたかといわれるともう一歩という感じだった。
脚本に関してはおおむね面白かったが、先述の演出の影響で余韻がなく、重みが足りない感があった。
キャラのセリフ回しはとても素晴らしかった。
テーマも少し政治色のある問題提起があり、安っぽいアニメではなかった。
良かった回 #1 #2 #4 #5 #10 #12
BanG Dream! 2nd Season 18.5点
作画4.5 脚本5 演出4.5 主観4.5
こちらもフル3Dアニメとして、かなりの努力を感じた。
まずキャラモノのアニメで3Dというのが驚きで、いかに可愛さや萌えを表現できるか不安だったが、
このアニメはとにかく細かいモーションを入れ込み、仕草による可愛さと、表情による感情表現を最大限使っていた。
それでも時折人形感が否めないシーンもあったが、3Dアニメとしてはかなり良い方だったと思う。
ライブの動きもかなり細かく作られていた。
そして何より、キャラの人間味を補い、魅力を生み出していたのが脚本だ。
非常に多い登場人物全てを、ストーリーとセリフの両面で見事に描き切っていた。
一話だけ見ても、全バンドのライブを詰め込んで不足なく構成したのは驚いた。
中核となる丸山彩やおたえのストーリーも素晴らしかった。
強い感動が生まれるほどの話のスケールではなかったが、この人数を描き切っただけで手放しの評価だ。
普段バンドリのコンテンツは知らないが、ゲームなどやってみたくなるような作品だった。
しいてマイナス点を挙げるなら、ライブの音にもう少し迫力があっても良かった。
良かった回 #1◎ #5 #7 #9 #11 #13◎
モブサイコ100 Ⅱ 19.5点
作画5 脚本5 演出5 主観4.5
素晴らしい。アニメ史に残る、名作であることに間違いない。
まず作画。全編通して、一話たりとも抜かることのない絵。
後半の戦闘は動きすぎて何が凄いか分からなくなるほど動く。
ほぼ手書き。アニメーターには脱帽しかない。
そして脚本、これに関しては一期から絶対に見てほしい。
二期はモブの成長が非常に上手く描かれている。モブと霊幻の関係変化や、他人との関わり方など、一期を見ているとどれも感動モノである。
そしてモブの言葉はどこか現代社会に通ずるテーマにも投げかけられている。
さらに、7話にかけての霊幻の成長が二期で最も素晴らしいと感じたストーリーだ。
モブの成長に気づくことで霊幻も成長するという美しいシーン。
モブが最強主人公である故にこれまであまりカタルシスがなかったが、
弱い霊幻が窮地から蘇るシーンはこのアニメに新しい空気を生み、素晴らしく感動的だった。
同じく10話の肉改部部長の告白・戦いも、思わず涙腺が緩む感動シーンだった。
演出はOPからアイキャッチ、精神世界の描写に至るまで、センスの塊であった。
日本アニメーションの真髄が演出に露わていた。
総じて、非の打ちどころが一切ない。
一期の面白さを乗数的に増加させて進化した二期は、間違いなく名作である。
3期を期待して、あえて満点ではない評価を付けたい。
良かった回 #1 #4 #5 #7◎ #8 #10◎ #11 #12 #13